親世代では考えられなかった、プログラミング科目の必修化
プログラミングなんてしたことない
学校の授業内容の質問に答えられない
でも子供にはIT人材になってほしい
我が子にはプログラミングができてほしい
そんな希望と焦りを抱える親御さんの声、私の周りでも多く聞こえてきます!
私の夫は、ITエンジニアです。毎日プログラミング言語とにらめっこ。
妻の私も、ITに特化した人材紹介コンサルタント経験があります。ITに精通した方とお仕事してきました。
そんな夫婦で、これからの子供たちが身につけるべきITスキルを考えてみました。
プログラミング必修化のうまみをシャブリつく商売人に騙されないために、子供のために、私達親世代も予習が必要です!
IT人材って言葉を使いながら、詳しく分かっていない方へ
ちまたでは、
- IT人材になるべき
- 理系は文系より年収が高い
など希望と不安をあおるようなニュースが多いです。
我が子をIT人材にしたい。
と漠然と考えていても、親自身がITの仕事や、IT人材を理解していない人が多い。
AIに取って代わる仕事ではなく、AIを使う側、作る側にならないと。
AIという言葉を使う前に、
まずは、IT人材・IT業界を理解しましょう。
まず最初に、目指すべきIT人材とは?
もちろん、将来の道は子供自身が決めるべきです。
プログラミングが必修科目となるからといって、全員がプログラマーになるわけでも、理系に進むわけでもありません。
しかし、子供の選択肢が広がるように、チャンスを与えてあげたいのが親心!
きっちり、ITの世界を知りましょう!
IT業界って何?IT人材って何?
私のような文系にでも分かるように、IT人材を5分割してみましょう!
- IT企業の経営者や個人事業主
- 研究者
- ITマネージャー
- プログラマー
- その他(プログラミングできる文系人材)
ざっくり、こんな感じです!
この中のほとんどはプログラマーと、文系人材です。
さて問題です!
Q.この上から4つの職業の内、全ての仕事が高所得でしょうか?
残念ながら、そんなことはありません!
プログラマーはプログラミング言語という日本語以外を操る優秀な方々です。
しかし、年収は文系と同等かそれ以下です。
そして劣悪な就労環境の人も少なくありません。
子供にIT人材(プログラマー)になってほしい。
と漠然と考えていませんか?
プログラマーって大変な仕事なんです。しかも給料が安い!
プログラマーの将来性について
私はたくさんのプログラマーやIT人材の転職支援や、相談に乗ってきました。
口を揃えて、
- 給料が安い
- ただプログラムを書くだけの仕事は嫌だ
- 上流(マネージャーや設計する人)職に転職したい
よく、プロジェクトマネージャーが上流で、プログラマーを下流と表現したりします。
そう、プログラマーって、ひたすら設計通りにプログラムを書き続ける仕事なんです。
ほとんどは、プロジェクトマネージャーや、クライアントから受注したシステムを、プロジェクトマネージャーらが設計した通り、組み立てて行く仕事です。
システムの仕組みを考える人は「プロジェクトマネージャー」
作ってみたいシステムを創造する人は「研究者」
決まった設計書通りにプログラムする人は「プログラマー」
そして、多くのIT人材は、プログラマーなんです。
プログラマーたちの多くは、現状に不満を抱えています。
理系人材の可能性と必要性
え?じゃあ、プログラミングができても高収入にはなれないの?
IT人材=成功者
じゃないの?
私は、IT人材の可能性は無限だと思います。
今後は、「プログラムを理解することが必須」になります。
「多少プログラミングできることがプラス要素」
ではなく
「多少プログラミングができて当たり前」の時代が来ます。
IT業界で働く人だけでなく、
文系であっても、
営業であっても、
プログラミングを理解していないと、評価されない時代が来ます!
注目してほしいのは、
プログラミング教室に通うことがプログラマーを目指すことではない
プログラミング力を活かせる文系職もあります。
プログラミングの力がある文系人材はとても重宝がられます。
ITエンジニアやIT企業に勤めてほしいから、我が子にプログラミングを学ばせるのではなく、
ITに精通した社会で生き残るため、プログラミングが必須能力なんです。
プログラミングを理解できる人材となる、ことで
将来の選択肢が格段に増えます。
その選択肢を増やすことが、プログラミング教室に通うことです!
プログラミングができることで、就職の選択肢が広がる
例えば、
事務員って「ザ・文系職」のイメージですよね。
プログラミングとは真反対にいる職種に感じますよね。
でも事務員でも「Excel」だけでなく「マクロ(Excel内のプログラム)」ができたら、より就職に有利になり、年収も上がります。
プログラミングの知識が評価され、不可欠な時代へ
今まで、IT企業以外で、
ITエンジニア出身の取締役や管理職はとても少なかったんです。
しかし、ここ数年で急激に増えて来ています。
古い社風の日系企業の中にも、ITエンジニアに知見のある取締役が起用されています。
何を意味するのか
ITへの投資が急務だと認識している会社が増えた
IT人材が登用され、今後よりいっそう、IT人材が枯渇していきます。
プログラマーの給与高騰も考えられます。
プログラムが理解できる、営業職も事務員も取り合いです。
ITエンジニアとして、IT業界で生きていくだけでなく、
それよりもっと広い世界でIT人材は、必要とされています。
私達の価値観は捨てよう
私達親世代は、「パソコンの詳しい人に任せておこう」が通用しました。
子供世代が社会に出る頃には、文系企業でも「プログラミングが理解できる人以外は採用しない」
そんな会社が出てくるでしょう。
最低スキルとなるプログラミング力
最低スキルでもあり、とてつもない評価対象でもあります。
プログラミングができて当たり前の時代が来ます
プログラミングができる人材が採用される時代が来ます
- 理系人材
- IT人材
- プログラミング
- AI
その言葉に踊らされることなく、
我が子の可能性を広げてあげられる知識を身に着けておきましょう。
「我が子にプログラミングを教えてあげられる」
かどうかではなく、
プログラミング力が「どのように活かせるか」を、教えてあげられる、親になりましょう。